1. ホーム
  2. 肩こりの改善方法
  3. ≫肩こりの各治療方法(対症療法)のメリット・デメリット

肩こりの各治療方法(対症療法)のメリット・デメリット

肩こり

最近の医療の世界では、どのような症状や疾患でも「予防療法をしましょう」という流れが強くなっています。とは言っても、何かしらの症状が出てしまった場合に行う対症療法も大切です。

なお、対症療法とは、表面的な症状の緩和を行う治療法のことです。風邪をひいたら薬を処方してもらい、そのくすりを飲んで治療進めるというのも対症療法の1つです(手洗い・うがいで風邪に感染するのを防ぐのは予防療法)。

そして風邪のような内科系の病気だけでなく、肩こりのような症状にも、対症療法※が存在します。そこで本記事では、さまざまな肩こりの対症療法について、そのメリットとデメリットをご紹介します。

※ 対症療法には薬を使って改善していく薬物療法と、整形外科などで理学療法士の方に指導してもらう理学療法があります。

肩こりの薬物療法のメリット・デメリット

1.内服薬

内服薬

内服薬のメリットは小さい痛みであれば少量の使用でも効果を期待できる点がメリットです。

その反面、強い痛みなどが起きている場合は、大量に投与しなければならなりませんので、胃が荒れてしまい、胃潰瘍などの副作用が起こる可能性があるなどのデメリットもあります。

2.筋弛緩剤

筋弛緩剤は中枢神経の抑制を増強する(痛みの感覚神経を麻痺させる)働きがあります。

メリットとしては即効性がある点です。デメリットは副作用として、鎮静・眠気などが起こる場合があることです。さらに、長期的に使用すると依存症になる可能性もあります。

3.漢方

漢方薬

漢方のメリットとして通常の西洋医学で扱われる薬より、身体に優しい点です。依存性もほとんどありません。一方、デメリットは、合う合わないがハッキリしている点です。正直な話、効果が全くない人もいます。

なお、肩こりの場合は、いくつかの原因があって、肩こりになっているため、その原因のタイプ別に漢方薬は飲み分けが可能です。以下にタイプ別のおすすめの漢方をご紹介します。

■肩こりのタイプ別のおすすめ漢方
【1】血行の滞っているタイプ…加味逍遥散(かみしょうようさん)、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんちんぴはんげ)など

【2】冷えによるタイプ…温経湯(うんけいとう)、田七人参(でんななにんじん)など

【3】栄養が届きにくいタイプ…四物湯(しもつとう)、人参養栄湯(にんじんようえいとう)など

【4】内装機能の低下によるタイプ…補中益気湯(ほちゅうえっきとう)など

4.外用薬

抗炎症薬が入った塗り薬や張り薬です。皮膚の上体や部位に応じて、ゲル、クリーム、軟膏を選択します。外用薬もメリットとしては、即効性があります。一方、デメリットは皮膚炎やかぶれなどの副作用です。

代表的な外用薬の薬品名は、サロンパス、モーラステープ、ロキソニンテープ、トクホン、インドメタシン、ボルタレンなどになります。

5.注射療法

注射

続いて、注射を使ったさまざまな治療方法の特徴とメリット・デメリットをご紹介します。

【1】トリガーポイント注射

トリガーポイント注射は、凝っている部分(トリガーポイント)に局所麻酔薬を刺入することによって、筋肉の拘縮が解け、「こり」の感覚をいち早く取り除きます。

また、血管を膨張させるため、血行を改善して、凝りの原因を解消させる働きも期待できます。

【参考記事】肩こりが発生する原因と症状進行のメカニズム

トリガーポイント注射のメリットは、対症療法の中では即効性がある点です。デメリットとして根本的な原因が解決されていないので、注射自体を打つことが癖になったりしまうことです。

【2】神経ブロック療法

神経ブロックというのは、麻酔を使った治療法の一つです。基本的に麻酔科医の医師が行うものです。

肩こりの場合の神経ブロック注射では、末梢神経(頭・顔・首・腕などを支配している神経)を麻痺させて、筋肉を緩めて症状を改善させます。

メリットは、肩こりの原因が肩の筋緊張でないときは、大きな効果を期待できる点です。デメリットは、トリガーポイント注射と同じく、根本的な原因が解決されていないので、注射に依存的なってしまうことです。

6.サプリメント療法

サプリメント

肩こりには、栄養バランスを整えることからのアプローチも重要となってきます。それを手助けするのがサプリメントです。

特にビタミンB1サプリは、糖質をスムーズにエネルギーへと変えてくれるので、疲労物質がとどまるのを防ぐ効果があります。十分に摂取することで、肩こりの予防にアプローチできます。

サプリメントのメリットは、栄養バランスを整えられるので、肩こり解消以外の体調改善を期待できる点です。デメリットとして、即効性の効果はあまりなく長期的に摂取しなければいけないことです。

肩こりの理学療法のメリット・デメリット

理学療法は、筋肉に対して物理的な刺激を与えて治療をしていく療法です。一般的には病院やリハビリ施設など行われます。

メリットとして、保険診療で行えるので経済的負担が少ない点です。また、病院などで行うもので、根拠に基づいた治療(エビデンスがしっかりとしている)を受けられる安心感があります。

デメリットとしては、肩こりは原因などに個別性があるのですが、治療方法は画一化している点です。要は個別の症状に対して、柔軟に対応してもらうのが難しいんですね。

それでは、代表的な理学療法について、チェックしていきましょう。

1.温熱療法

風呂

温冷交代浴などを行う治療です。お風呂などで温めることで、血管が広がり、血流が増え血管内に停滞した老廃物を流します。

方法は、40~42度のお湯に10分ほどつかり、次に首・肩・背中・腰に15~20度の冷水シャワーをあてます。この工程を数回繰り返すのが具体的なやり方です。

温冷交代浴は、家庭のお風呂でもできるので、あまり環境を選ばず、さらに習慣的にできるころが良い点です。ただ、血行を良くして体質改善をしていくという要素が強いため、今すぐ肩こりを改善したいという場合はあまり向いていません。

2.低周波治療療法

低周波治療療法では、低周波の電流を体内流していきます(肌に当てた導子と呼ばれる2個以上の端子の間に、弱いパルス波電流を流す)。肩こりに対しては1~2Hzの低周波を利用します。

身体は、常に微弱な電流が流れていて、その流れを正すことで肩こりの改善をしていこうと言うのが考えです。身体に流れる微弱電流は、肩こり以外にも効果があると言われているため、身体全体の不調も取り除くことにつながるメリットがあります。

デメリットとして、電気治療自体が体質的であったり、心理的にあまり好きではない方には、治療を受けづらい点です。電気のビリビリが嫌いな人にとっては、緊張で肩こりが悪化する可能性もあるので、そのような方には、治療はおすすめしません。

3.牽引療法

リハビリ

リハビリ施設や整形外科でよく施術されるのが牽引療法です。筋肉や筋膜が硬くなっているため肩こりが起きています。その筋肉や筋膜を、牽引をする治療器で物理的に引っ張ることで治療していきます。

一般的に、牽引の治療器は、腰の部分を固定して頭を引っ張っていったり、または足先を引っ張っていったりします。

筋肉や筋膜の緊張などが原因になって起こっている場合の治療としては、効果はあります。しかし、そうではない場合には効果はありません。

本記事のまとめ

現在、肩こりには、あらゆる対症療法があります。どの方法も、症状に応じて正しく選択することで、改善につながる重要なものです。

そのため、もし肩こりになってしまって、どうしてもなにかしらの療法を受けていきたいと感じた場合、必ず医師・整体師・パーソナルトレーナーなどの知識がある方に相談をして、自分にはどの方法での治療があっているのかを相談した上で、治療に取り組むようにしましょう。

【人気記事】腰痛対策におすすめのマットレスランキング

腰痛におすすめのマットレスランキング
腰痛対策におすすめのマットレス・敷き布団をランキング形式で紹介中!マットレスの選び方も解説していますので、少しでもご参考になれば嬉しいです。

腰痛対策におすすめのマットレスランキングはこちら
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.