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五十肩を治すための正しい治療方法@大切なのは患部の温め

五十肩の男性

腕や肩の痛みは辛いものですが、無理をしなければ自然と痛みは和らいでいくケースがほとんどです。そのため五十肩も自然に治ると勘違いしている人もいますが、本当は痛みが治まっても完治していないケースが多くあります。

特に中高年は痛みに我慢強い傾向がありますが、五十肩は適切な対処を怠ると、自由に肩を動かせなくなる原因になってしまいます。たかが五十肩だと放置せずに、痛みを感じたら早めの対処が大切です。そこで今回は五十肩の症状と適切な対処法について紹介します。

五十肩の症状が出ていないかのチェックテスト

  • 1.肩がだるいような、重たいような感じがする
  • 2.左右の肩の形や高さが違う(鏡で両肩を確認するか家族に見てもらう)
  • 3.肩甲骨が自由に動かせない
  • 4.肩を動かすとたまに痛みを感じる
  • 5.背中に腕を回すのが以前よりきつくなっている
  • 6.何もしなくても四六時中肩に痛みを感じる
  • 7.痛みで肩を動かすことができない
  • 8.肩だけでなく首や腕にも痛みを感じる
  • 9.肩が痛くて夜はなかなか寝ることができない
  • 10.肩の痛みで夜中に起きてしまう
1から10の項目のうちいくつ該当するものがあったでしょうか?3つ以上当てはまれば五十肩の可能性があります。また1から5の項目が多い場合には五十肩予備軍の可能性があります、6以降の項目に多く当てはまるようであれば整形外科ですぐに受診することをおすすめします。

五十肩は病気なの?

整形外科への受診が必要と聞いて「五十肩って病気なの?」と驚いた人もいるかもしれません。五十肩を肩こりの少し重いやつくらいに考えている人もいるかもしれませんが、肩こりと五十肩は違うものです。

【関連記事】肩こりの原因が筋肉痛か関節痛かを判断する方法と治療法

そもそも痛みの原因が違っていて、肩こりは筋肉疲労が原因ですが、五十肩は関節が炎症を起こしていることが痛みの原因です。そのため五十肩は「肩関節周囲炎」という病気になります。「五十肩」はその名の通り、50代で症状を訴える人が多かったために一般的に広がった呼び名です。

しかし「肩関節周囲炎」は30代でも40代でも発症することがあります。特に近年では40代にもこの症状が増えているため「四十肩」という呼び名も定着していますが「四十肩」と「五十肩」は同じ症状のことで、発症した年齢によって呼び名を変えているだけです。

五十肩の痛みが起こるメカニズム

  • 加齢によって筋肉や腱の働きが悪くなる
  • 関節包(肩の関節を大きく包む柔軟性のある膜、粘着質な液体を分泌して関節の摩擦を助ける役割)が傷つく
  • 関節や腱に炎症がおきる
  • 関節包や滑液包(筋肉や靭帯、腱などが骨との摩擦によって受ける衝撃を吸収する役割)が縮んで硬くなり周りに癒着してしまう
肩は前後や左右に動かせますし、クルクルと回すこともでき可動域がとても広い部分です。この柔軟な動きを助けるためには、骨、筋肉、関節、腱、さらには動きの摩擦を吸収する滑液包や滑らかに動かすための関節包など多くの組織が連携しています。

しかし年を重ねることで肩関節を支えている筋肉や腱などの組織が変化して、肩を動かす複雑な動きに対応できなくなり、関節包が傷つくと関節や腱の摩擦によって炎症がおこります。この時に強い痛みを感じるのが五十肩の症状です。

この症状を放っておくと、関節包や滑液包が周囲に癒着(読み方:ゆちゃく。詳しくは後述します)して縮み、更に硬くなるので肩を動かすのが難しい状態になってしまいます。五十肩は初期段階で適切に対処しておけばあまり怖くない病気ですが、放っておくと日常生活にも支障が出る少しやっかいな病気です。

そもそも癒着とはどんな症状?

五十肩の仕組みの説明で「癒着」という単語が出てきましたが、五十肩が本当に怖いのはこの「癒着」という症状に発展してしまうところです。一度肩の関節周辺に癒着が起こってしまうと、自然に治るということはほとんどありません。

癒着というのは、炎症(なんらかの刺激によって身体が攻撃されると、原因を排除するために発熱や腫れ、痛み、組織の損傷などをおこす症状)がおきた時に、本来はくっついていない組織同士がくっつき時間とともに固まってしまう状態のことです。

癒着

肩周辺は多くの組織の働きによっ可動域が広くなっているのですが、癒着にによって組織同士がくっついてしまうと、必要のない部分も一緒に引っぱられて思い通りの動きが出来なくなります。

そのため五十肩を発症して放置しておくと、肩の痛みが治まっても、肩を自由に動かせなくなり不便な生活を強いられることになる可能性があるのです。五十肩を適切に対処するには、この癒着の状態を回避することが何より大切です。

五十肩の適切な対処治療方法

  • 炎症がおきていないか診察する
  • 安静期間を取る(炎症が進行するのを避ける)
  • 痛みが落ち着いたら患部を温めて動かす(筋肉、関節、癒着による硬直を避ける)
  • リハビリを行い、しなやかな筋肉と関節を取り戻す
癒着を回避するためには痛みが少し収まった時期(専門用語で慢性期と呼ばれる状態)の対処が一番大切です。組織同士の癒着と同時に、筋肉や関節も使わずにいると硬くなってしまうので、まずは患部を温めます。

医師

自己流で肩の痛みを解消しようとする人は、この患部を温めるという作業が抜け落ちているケースが多いようです。

面倒かもしれませんが、まずは温めるという対策を取ってから肩を動かすようにしてください。温めると筋肉が柔らかくなり、痛みも緩和されるメリットがありますので、ただ肩を動かすよりもずっと効果が上がります。

まとめ

五十肩は無理をしなければ、ほとんどの場合数ヶ月から1年で痛みが回復していきます。ただし何もせずに安静にしているだけだと、癒着などの原因によって痛みが治まったとしても肩が上がらない、思うよに動かせない、といった残念な結果になるんですね。

思うように肩が動かせないと、身体の他の部分に負担が掛かり別の不調へと繋がっていく可能性もありますので、五十肩はそのうちに治ると放置せずに、適切な対処をとることをおすすめします。

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