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肩こりの原因が筋肉痛か関節痛かを判断する方法と治療法

肩こりの原因

肩こりと一言で言っても筋肉疲労によるものなのか、一歩進んだ関節炎によるものか、腱や神経を傷つけている状態になっているのか、肩周りの状態によって大きく違ってきます。

「この痛みは肩こりだろう」と軽く考えずに、自分の痛みに合った対処法を早めに見つけることが必要です。今回は、実際に肩を動かして肩の状態を確認する方法と痛みにあわせた対処法について紹介したいと思います。

肩の不調全てを肩こりだと思い込むのは危険!

肩の不調には筋肉疲労や関節炎など様々な原因が隠れている

肩こり

■肩の調子が悪くなる8つのステップ

  • 1.肩の筋肉に負担がかかる
  • 2.肩の筋肉が緊張して硬くなる
  • 3.硬くなった筋肉が血管を圧迫して血流が悪くなる
  • 4.疲労物質(乳酸など)が筋肉に溜まる(ここまでが肩こり)
  • 5.痛みを我慢し続けながら肩を動かすことで関節に負担がかる
  • 6.関節が炎症を起こす(肩関節周囲炎・・四十肩や五十肩の可能性有り)
  • 7.腱や神経を傷付ける(腱板断裂・・腱が切れているなどの可能性有り)
  • 8.激しい痛みや手足に痺れがある(病気の可能性有り)
「肩こり」と呼べるのは首から肩甲骨にかけての筋肉が硬くなっている筋肉疲労の状態のことです。肩こりを放置したまま肩を動かし続けていると、知らず知らずに関節に無理な負荷をかけてしまったり、反対に動かさないように守ることで、関節が硬くなってしまうことがあります。

長い間関節に負担をかけ続けて関節が炎症をおこしてしまうのが四十肩(五十肩)と呼ばれる状態です。四十肩以上の症状では関節などが炎症をおこしているので痛みが強く、腕が上がらなかったりなど自由に腕を動かすのが困難になって日常生活に支障が出てきます。

肩

四十肩と五十肩は同じ症状のことで、発症した年齢が四十代までなら四十肩、五十代からは五十肩と一般的に使い分けられています。古くは原因不明な肩の不調をまとめて「五十肩」と呼んでいたのですが、時代の流れによって四十肩という言い方が後に登場してきました。医学用語では四十肩も五十肩も肩関節周囲炎という同じ症状です。

では、自分の症状がどの段階まで進んでいるかを知るのにはどうしたら良いのでしょうか?それには肩を実際に動かしてみて判断することができます。肩こりの場合は、肩に違和感や痛みを感じても、肩が自由に動かせないということはありません。

肩の動きを実際に確認してみよう

肩の動き

肩は骨や関節、筋肉などの複雑な構造によっって身体の中で最も可動域が広い部分と言われています。そのため実際に肩を動かして自分の症状が重いかをチェックすることができます。大きなスペースは必要ありませんが、両腕を広げますので畳1畳くらいの場所を選んで行うようにしてください。

まずは腕をゆっくりとグルグル回してみましょう。肩が360℃動くことが実感できると思います。この段階で痛みが強い場合には無理をして行わないようにしましょう。

■チェック1:腕を開けるか
1.ひじを直角に曲げます、手のひらは真上に向けます。その状態でひじを身体の脇にピタと付けるようにします。
肩こりチェック

2.身体に付けたひじが身体から離れないようにしたまま、ひじから先を水平に開いていきます。
肩こりチェック

両腕の開く角度から、肩関節の可動域をチェックすることができます。ひじが身体から離れない状態で45℃以上開けば肩関節に特に問題はありません。

■チェック2:バンザイの動きができるか
1.壁にお尻と背中を付けて、身体を真っすぐな姿勢にして立ちます。手の平を下に向けて両手を真っ直ぐ前に伸ばします。
肩の動きチェック

2.両腕を真っ直ぐに伸ばしたまま、バンザイをします。(腕がピンと伸びた姿勢の良いバンザイのイメージです)
肩の動きチェック

3.両腕を下して、壁に背中とお尻をつけたまま「気をつけ」の姿勢になります。

4.手の平を上に向け、腕を真横に上げてから、真っ直ぐ横からのバンザイの姿勢になります。
肩の動き

バンザイの動きは、腰を反らせないで出来るかがポイントなので、壁を利用して行うのもおすすめです。

2つの動作が痛みや痺れが無くできればOKですが、「腕を開く」動きは出来るが、バンザイが出来ない場合には筋肉に問題がある可能性があります。両方とも出来なかった場合には、肩関節に問題がある可能性があります。

注意が必要なのは、肩を動かしている時に痛みの症状だけでなく「痺れ」があるケースです。痺れるのは神経を圧迫している可能性が高いので、我慢し続けていると日常生活が出来ない状態まで進行してしまうこともあります。早い段階で病院への受診を考えてみましょう。

筋肉疲労の痛みを解消するにはお風呂を活用する

入浴
 
腱の損傷や神経を圧迫する深刻な痛みは病院での治療がおすすめですが、肩こりの筋肉疲労と四十肩の関節炎の痛みは、自分自身でも工夫できる部分がありますので紹介したいと思います。今まで、肩こりのストレッチを行ってみてもあまり効果が得られない人はぜひ試してみてください。

マッサージをしてもらった後は痛みが取れて肩が楽になったという経験は多くの人にありますよね、このことからも分かるように慢性的な肩こりの痛みを改善するには、筋肉の緊張をほぐして血液の流れを良くすることです。ただしマッサージを受けるには費用も時間もかかりますので、自宅で同じ効果が得られる方法がベストだと思います。

一番良い方法はお風呂を活用することです。身体が温まると自然と血流も良くなりますし、皮膚の表面温度が上がると痛みが感じにくくなる効果もあります。またお風呂はリラックス効果も高いので、自然と筋肉への力を抜くことができます。ポイントは40℃前後の温度で、ゆっくり浸かることです。

心臓に疾患がある人以外は肩までしっかり浸かって身体を温めましょう。身体が温まってきたら、腕を上げたり首をゆっくり左右に動かしたりと、のぼせない程度に肩を動かすのも効果的です。私は1ヶ月くらいで、肩が楽になるのを実感できました。

お風呂にあまり時間をかけたくない人は、浸かっている時に1分から2分ほど上を向いているだけでも、毎日続けることで効果が期待でてきます。

関節痛の痛みを解消するには「安静」「温め」「リハビリ」の3段階が必要

肩こりと四十肩(五十肩)は違う症状ですが、肩こりの延長線上でおこることもあります。四十肩が肩こりと大きく違うのは肩関節周わりの組織や関節に炎症がおきている点です。肩や腕に痛みが出て、動かすのも、夜寝るのも辛いという特徴があります。

 
痛みが一番強い時は急性期と呼ばれいて、安静にすることが一番大切です。病院で診てもらうと、炎症を抑える貼り薬や局所注射などの処置をしてもらえます。3ヶ月くらい安静にしていると痛みが少しずつ和らいできます。この時期からは慢性期と呼ばれ、温める治療と少しずつ肩を動かすことを先生から促されるようになります。 

■安静の時に注意すること

  • 腕を固定しない…骨を折った時のように固定すると、肩に力が入るのでポケットに手を入れるなどして肩に力が入らないようにする
  • 横になる時は痛い方の肩を下にしない…痛い方の肩は上になる姿勢をとって、枕などを抱えて腕の位置を安定させる
  • ブレット3
慢性期が過ぎて回復期に入るとリハビリが大切になってきます。筋肉や関節は動かさないと硬くなって動かなくなるというデメリットがありますので、痛みがなくなって動かせるようになったらリハビリ(動かすこと)を意識しましょう。早い人なら半年から一年くらいで四十肩(五十肩)は完治していきます。

ストレッチ

まとめ

肩こりの痛みを我慢し続ける人がいますが、痛みを我慢し続けると関節や腱、神経をも傷付けていることに気が付かないまま、処置が手遅れになっていまう場合もあります。また怖いは内臓の病気が原因で肩や背中に痛みの症状が出ることがある点です。肩こりと思っていたら病気だったというケースもあるのです。

今回紹介した痛みの解消方法を試しても、痛みが長期間治まらない時は「肩こりだから」と自分で判断せずに、病院へ出掛けるようにしましょう。

痛みや不快感はそれだけでストレスになりますし、ストレスが溜まると筋肉は緊張しやすくなります。痛みの悪循環を早めに断つことがなにより大切です。

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