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腰痛の原因@脊柱管狭窄症の症状と治療方法

脊柱管狭窄症の治療

腰痛はたくさんの人が経験している症状ですが、病院に行っても原因が特定できるのは1割くらいと言われています。10代から40代だと「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」50代から70代だと「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」と診断されることが多く、年代によって腰痛の原因に違いがあります。

「椎間板ヘルニアは聞いたことがあるけど、脊柱管狭窄症ってなんだ?」と疑問に思った人も多いはず、そこで今回は50代から発症例が増える脊柱管狭窄症の症状と治療法について紹介したいと思います。

脊柱管はどこにある?

脊柱管

「そもそも脊柱管ってどこにあるんだろう?」とピンとこない人も多いのではないでしょうか?脊柱は一般的に背骨と呼んでいる骨のことで、脊柱管は「椎骨(ついこつ)」と呼ばれる骨の空洞部分のことを指しています。「椎骨?」ますますピンとこないですね。

背骨(脊柱)の模型か写真を思い出してください。小さな骨が積み木のように重なって連携しているのが思い浮かんだでしょうか?小さな骨は24個ほどあるのですが、この一つ一つの骨のことを「椎骨」と呼びます。

椎骨には空洞の部分があって、首から背中に向かってずっと連なっているのでトンネルのようになっているのですが、この骨のトンネル部分を脊柱管と呼びます。

この中には脊椎神経や靭帯が電気の配線のように通っています。ここから更に枝分かれするように細かい神経(神経根)が横から出て身体全体に広がっているのです。「狭窄症」は読んで字のごとく狭くなるという意味で、脊柱管が狭くなることによって痛みを感じるのが「脊柱管狭窄症」です。

脊柱管は首から背中にかけて縦に長いので、痛みを感じる場所によって病名が変わってきます。例えば首の部分なら「頚椎(けいつい)脊柱管狭窄症」腰の部分なら「腰椎脊柱管狭窄症」といった感じです。

脊柱管が狭くなると痛くなる理由

腰痛

脊柱管の中には神経や靭帯が通っているので、空洞部分狭くなり神経や靭帯が圧迫されることで強い痛みを発症します。また姿勢を変えることで、空洞部分の広さが変化し神経を刺激するので痺れを感じるのも特徴の1つです。

よく似た症状に「椎間板ヘルニア」がありますが、椎間板ヘルニアは飛び出した椎間板が原因によるもので、前屈みになると強い痛みを感じますが、脊柱管狭窄症は反対に前屈みになると、神経への圧迫が緩むので痛みが楽になるという違いがあります。

【関連記事】椎間板ヘルニアの原因や症状【年齢に関係なく発症する腰痛】

脊柱管狭窄症は、背中を伸ばしたり反り返る姿勢で強い痛みを感じ、歩く時に足に痛みや違和感を感じて長時間歩けないのが特徴です。症状がすすむにつれて、一度に歩ける距離が短くなってしまいます。

脊柱のどの部分でも発症する可能性はあるのですが、痛みの症状が一番多く報告されているのは腰の部分です。

脊柱管はどうして狭くなるの?

背骨が曲がる女性

脊柱管が狭くなる大きな原因は「加齢」と言われています。年を重ねると体力が低下し筋肉量が減ったり、脊柱管まわりの骨が少しずつ変形したり、靭帯が厚く硬くなっていくことが原因です。また椎間板ヘルニアが引き金になるケースもあります。

腰痛の原因を年代別に表現すると「若い世代の椎間板ヘルニア」「中高年なら脊柱管狭窄症」と言われるほどで、若い世代にはあまり関係ないようにも感じますが、筋肉量や運動能力の低下には個人差もあるので注意が必要です。自分の筋肉量は大丈夫かチェックしてみましょう。

■筋肉量が落ちていないかチェック

  • 片足立ちで靴下がはけない
  • 何もないところでつまづくことがある
  • 階段の上り下りは手すりがないと辛い
  • 買い物袋(2kg)くらいでも持って帰るのが辛い
  • 15分くらい歩くと疲れる
上記の項目に一つでもあてはまれば筋肉量が少ない可能性があります。筋肉量の低下は体力の低下に直結していきますので、若い人でも筋肉を鍛えることを日頃から意識するように心掛けることが大切です。

脊柱管狭窄症の治療方法

ブロック注射

腰の痛みを抱えて病院に行くと、問診に加えて、身体の傾きと腰の曲がりぐあい、しびれ、動作による痛みなどがないか確認します。「安静にしてても痛い」「足に痺れを感じる」「発熱」など危険な信号があれば、X線検査やMRI(磁気共鳴画像)などで更に詳しい検査をします。

検査によって脊柱管狭窄症と診断されると、まずは保存療法で数ヶ月間様子をみるのが一般的な流れです。

保存療法というのは、痛みを抑える薬(消炎鎮痛薬など)や血流を良くする薬などを服用し、ブロック注射(痛み止めの注射)、マッサージ、電気治療などを行い経過観察していく方法です。

日常生活の中では、背中を伸ばす姿勢を避けたり、上半身をねじらないようにしたり、身体が沈む柔らかい寝具は硬めの物に交換するなど、極力腰へ負担をかけないように生活することが必要になります痛みが和らげば、運動なども少しずつ行って体力や筋力を付けるという段階に入っていきます。

一度狭くなった脊柱管が自然に治るといことはありません。保存療法で改善が見られずに日常生活が困難なほど悪化すると手術を検討する必要があります。脊柱管狭窄症でよく行われる手術は神経を圧迫している骨や靭帯を取り除く「椎弓切除術(ついきゅうせつじょじゅつ)」です。術後2週間ほどで退院が可能になります。

まとめ

腰痛の原因として避けて通れないものに「加齢」があります。加齢と聞いて誤解を生みやすいのは「年をとってから対処すれば良いだろう」と勘違いしてしまう点です。身体は若い時にどのようにケアしていたかによって、50代60代の健康に大きく関係してきます。

身体のケアが早すぎるということはありません。50代60代になっても元気に過ごしたいと考えるなら、今のうちから背骨を支える背中やお腹の筋肉を鍛えておく必要があります。

ポイントは何気ない動きでも力を入れてやってみることです。激しい運動をしなくても「お腹に力を入れる」「背伸びをするなど」ちょっとした空き時間を使って小まめに行えば十分筋力トレーニングになります。できることから少しずつ始めてみましょう。

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