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もしかして圧迫骨折かも!?激しい腰の痛みに要注意!

腰の痛みを訴える女性

突然激しい腰痛に襲われると「ぎっくり腰かな?」と疑う人はいても「骨折かな?」と考える人はほとんどいないでしょう。

しかし激しい痛みの原因は、腰椎の骨がつぶれる「圧迫骨折」の可能性も隠れています。特に高齢者は骨の密度が少なくなっているので注意が必要。

「年だから、腰痛くらいは当たりまえ」と軽く考えてしまうと、歩くこともままならない状態になるかもしれません。そこで今回は圧迫骨折の症状や治療法などについて紹介します。

圧迫骨折の症状の特徴

腰を抑える男性

■圧迫骨折の症状の特徴

  • あお向けに寝ることができない
  • 身体を動かす時に腰が痛む
  • 若い時に比べて、身長が数センチ縮んでいる
  • 前かがみの姿勢になっている
  • 背中が曲がってしまう
  • 食事がのどを通りにくい
くしゃみや重たい物を持ち上げたことで起こる圧迫骨折の直後は激しい痛みを感じますが、骨が少しずつ固まっていくと痛みも徐々に消えていくので、ただの腰痛だろうと勘違いしている人もいます。

主な原因は、骨粗しょう症(こつそしょうしょう)で骨の中身がスカスカのもろい状態になってしまっているからです。

骨粗しょう症とは?

骨粗しょう症

骨粗しょう症は、骨の構造がもろくなり、骨の密度が減ってしまう症状です。女性は男性に比べ4倍も発症率が高く、考えられる原因は遺伝、運動不足、食習慣、老化などです。また閉経後の女性に多いことからホルモンバランスも大きな要因とされています。

通常の骨折と違い、骨が異常をきたして折れている状態なので、放っておくと完治するのが難しく、寝たきりへと悪化してしまうこともあります。特に一度症状が出ると、再発してしまう可能性も高いので、圧迫骨折を治すには骨折治療と骨粗しょう症の治療を並行して行います。

圧迫骨折の治療法

  • 薬物療法…骨折時の強い痛みを緩和するための消炎鎮痛薬など
  • 装具療法…痛みの軽減や背骨の変形を防ぐために、コルセットやギブスなどで固定する
  • 手術療法…つぶれた脊椎に医療用のセメントを注入して、曲がった背骨を矯正するなど
圧迫骨折の治療は、薬物療法と装具療法が基本で、安静にすることで強い痛みがおさまるのを待ちます。痛みが弱くなったらウォーキングなどの運動を始めて日常生活に戻れるようにリハビリをスタート。

薬物療法で痛みが長期間改善しない場合や、著しく日常生活に支障が出る時には、手術を選択することもできます。圧迫骨折で一般的に行われる手術は「経皮的バルーン推体形成術」と呼ばれるもので、つぶれた骨の部分に医療用のセメントを注入する方法です。

30分から1時間ほどの手術で、数日の入院は必要になりますが、退院後すぐに日常生活戻れるようになります。その他にも神経を圧迫するなど症状が重いと、金属を使った「脊椎固定術」と呼ばれる手術を行う場合も。

骨粗しょう症の治療法

  • 薬物療法…骨の吸収を抑える薬や骨の形成を促す薬などが用いられる
  • 運動療法…身体を動かすことで骨が刺激され骨密度を増やしたり、筋力を付ける目的がある
  • 食事療法…骨密度を増やすため、カルシウムやビタミンDを多く含む食事を心がける
骨は、毎日形成と吸収を繰り返しています。必要な栄養が足りないと吸収に偏ってしまい、骨密度はどんどんと少なくなってしまいます。そのため薬物療法では「骨の吸収を抑える」「骨の形成を助ける」「吸収と形成を調節する」などの薬が用いられます。

適度に骨に負荷をかける運動療法も大切で、骨は刺激を受けることで骨密度も上がりやすくなります。食事療法ではカルシウムが豊富な牛乳、小松菜、小魚や、ビタミンDが豊富な、鮭、サンマ、シイタケなどを普段から意識して食べるように指導されます。

痛みがおさまったら散歩を始めよう

腰痛の年配

骨密度を増やすためにも、圧迫骨折を再発させないためにも、痛みの症状が落ち着いてきたら「散歩」から始めましょう。ウォーキングと言われると運動っぽい響きですが「散歩」と考えればハードルが低くなりますね。

週に2.3回程度でも、外に出て日光に当たれば、カルシウムの吸収を助ける体内のビタミンDが活性化されます。続けることで筋力が付くので、腰痛予防や転倒防止などの効果もあります。まだ痛みが残る場合には、杖やシルバーカーを使って歩くのもおすすめです。

杖を使って歩く時の注意点

安全に歩くために、杖の正しい使い方について知っておきましょう。杖は長すぎると身体が傾いてしまいますし、短すぎると前かがみの姿勢になってしまいます。

そのため杖の高さを選ぶ時は、立った姿勢で手を横に下し、ちょうど手首にくるくらいのものがベストです。そうすると、杖をついた時に肘が少し曲がるくらいになるので歩きやすくなります。杖を使う時は、出した足の反対側に杖がくるように注意しましょう。

シルバーカーを使って歩く時の注意点

シルバーカーは、両手で身体を支えられるので、杖よりもより安定してバランスを取りながら歩くことができます。また背筋を伸ばすのが難しい人でも、上体を起こして歩きやすいので腰への負担も軽くなります。

持ち手の高さは、肘が少し曲がるくらいに調節しましょう。シルバーカーと身体の距離は20cm~30cmくらいになるようにするとバランス良く歩くことができます。

シルバーカーがないと歩けない人や立ったままの姿勢が保てない人は転倒の危険があるので、あまりおすすめできません。誰かに付き添ってもらうなどの対策が必要です。

まとめ

圧迫骨折は高齢者の症状という見られ方をしてきましたが、閉経後の50代の女性にも見られる症状なので高齢者だけと決めつけてはいけません。

また痛みをあまり感じないままに症状が進んでいくケースも多いので、まわりの家族も注意してあげることが大切です。長引く腰痛をかかえている人は、圧迫骨折の可能性も疑ってみましょう。

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