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日本人が腰痛になりやすいのはどうして?原因と対策方法

腰痛で悩む女性

現在、日本人で、腰痛に悩ませている方がどれくらいの人数いるかご存知でしょうか?

2013年の春、厚生労働省が大規模の調査したところ、2800万人が腰痛に悩ませているということが事実となりました。要するに、日本人の30%弱が腰痛だということなのです。

多くの人を悩ませている腰痛なのですが、世界的見ても腰痛を訴える人は増えている傾向にあります。

中でも日本人は腰痛に悩まされる可能性が高い、身体の使い方をしてしまっています。以下では腰痛になってしまう多くの原因を交えながら、なぜ日本人がとくに腰痛になりやすいのかをお話をしていきましょう。

腰痛になる原因

腰痛の男性

腰痛になる原因というのは、細かく言うと、かなりいろいろな原因要素が考えられます。

身体が硬い、運動不足などの身体のフィジカル的な問題から起こるものもあれば、ストレスなどの精神的なところからおこるものもあるのですが、今回は身体の表面的な点、フィジカル的な面からみた原因をお話をしていきます。

症状として、突発的に現われる腰痛の代表的なものとしてが以下の3つです。

■突発的な腰痛の症状

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • ぎっくり腰
それに加えて、症状というよりは慢性的に表れるものとして現われる代表的なものが次の2つです。

■慢性的な腰痛の症状

  • 反り腰の腰痛
  • 姿勢不良による腰痛
医学的に言えば、症状として分類できる腰痛(腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、ぎっくり腰)もあれば、慢性的な腰痛(反り腰や姿勢不良によるもの)として、悩みとなっているものもあります。

そして、実際にはこの後者の慢性的にあらわれる医学的には、原因が特定できない腰痛が多いです。というのは腰痛の内で15%はヘルニアなどの症状として分類できるものであり、残りの85%もが原因が特定できない、いわゆる慢性的な腰痛なのです。

ヘルニアなどの症状として、あらわれてくる腰痛と慢性的な腰痛とでは、実際にメカニズムとしては全く違います。しかし、この2つのタイプの腰痛でも、元をたどっていくとその症状が、発症した原因は実は一緒です。

その大きな原因は「身体を動かすことがなくなった」こと。この一つのキーワードに尽きます。

腰痛で悩む人は先進国ほど増えている

そもそもこの腰痛という症状は、先進国であればあるほど、頭を悩ませている人が多い傾向にあります。なぜかというと、世の中が便利になればなるほど、人間から体を動かすことを奪ってしまうからです。

腰痛の直接的な原因は、身体を支える筋力(とくに抗重力筋である、脊柱起立筋群と腹筋群)が衰えてしまい、姿勢不良になることで、腰に対してあまりよくないストレスをかけてしまいます。

また、運動不足や座りっぱなしのデスクワークでは、股関節の柔軟性が低下し、股関節周りから腰部の筋肉が硬くなります。

そのような状態になっては、普段の歩行動作や軽い運動をするだけでも、腰に対して余計なストレスとかけてしまうことにつながってしまうんですね。ですから、デスクワーク中心の方や、運動不足の人は腰痛になりやくなります。

よく「昔は腰痛なんて言葉がなかった!」など、耳に入れることがありますが、それは昔の人が日々の生活で自然に運動をすることができていたからです。

多くの先進国の人のように、慢性的な運動不足になれば、当然のことながら腰痛になる人も増えていきます。

なぜ日本人は、腰痛になりやすいのか?

疑問を持つ女性

さて、腰痛の大まかな原因は、どんな人種だろうと一緒なのですが、その先進国の中でも、なぜ日本人が腰痛になりやすいのでしょうか?

その理由はお尻の筋肉の使い方が、欧米人とは圧倒的に下手だからです。

日本人は、これまでの文化から、農耕民族的な立ち方をしています。欧米人は、狩猟民族的な立ち方をしています。

この、立ち方や、体重のかけ方の違いが身体の使い方の違いを生み出し、腰痛の人を増やしている大きな原因となっています。

日本人農耕民族的な立ち方はかかと立ち

かかと立ち

日本人の農耕民族的な立ち方とは、簡単に説明するとかかとに重心がある立ち方です。

身体の重心をかかとにおいてしまうことで、歩く時や立っているときに常に大腿四頭筋(ふとももの前側の筋肉)、大腰筋(腰椎から大腿骨についている筋肉)を硬くしてしまい、腰椎を反らせてしまうので、腰痛を引き起こします。

大腿四頭筋の図

逆に、欧米人は、足の裏の中心よりも、つま先の方に重心があります。そのため歩いているとき、立っているときにおしりの筋肉を使うので、腰痛を引き起こしづらくなります。

おしりの筋肉をうまく使うと、腰椎にストレスをかけずに骨盤をうまく動かせるので、腰痛にはなりづらくなるのです。

おすすめの対策はふくらはぎのストレッチ

ふくらはぎストレッチ

では、この農耕民族的な立ち方から引きおこる腰痛はどのようにして、対処していけばいいのか?

答えは、単純で、常に重心をつま先におけるようにするです。そして、それを実現するためにおすすめなのが、ふくらはぎのストレッチです。

ふくらはぎの筋肉は、膝の近くからかかとの裏のあたりまでついています。その筋肉が硬いと、身体全体がかかとの方に引っ張られてしまうため、どうしてもかかとに重心がかかるんですね。

ですから、その部分をストレッチをして筋肉の緊張をとることで、農耕民族的な立ち方から体を解放してあげましょう。

また、女性の方にはストレッチ以外にも簡単に農耕民族的な立ち方を解消する方法があります。それは、かかとの高い靴を履く時間をとにかく短くすることです。

ハイヒールなどの靴を履く時間が長いと、ふくらはぎの筋肉が緊張されて固定されている時間も増えるため、余計にかかと重心の立ち方を助長しますから、気をつけてください。

もし仕事上で履かなければいけない方は、通勤は低い靴で、会社内でだけ履くなど工夫することをおすすめします。

本記事のまとめ

冒頭でお伝えしたように、腰痛になってしまう大きな原因は、体を動かさないことです。「便利は、人間の身体機能を退化」させることを、理解してください。

その上で、今日から簡単に意識できる腰痛改善のポイントが、農耕民族的な立ち方を卒業することです。

そのために、かかと重心ではなく、つま先に近い方に重心を置いておくように心がけるようにすると、日頃から続く腰痛を回避できるきっかけになりますよ。

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