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椎間板ヘルニアの原因や症状【年齢に関係なく発症する腰痛】

腰痛

腰の不調は中高年になってからが本番で、若いうちはあまり気にしなくても大丈夫だろうと考えていませんか?実は若い年代に多い腰痛の病気には「椎間板ヘルニア」と呼ばれるものがあります。

放っておくと、神経が傷ついて日常生活をおくるのに支障が出る結果になってしまうことも…。今腰痛をかかえている人は自分の症状が椎間板ヘルニアにあてはまっていないか直ぐにチェックしてみましょう。

椎間板ヘルニアのしくみ

背骨・腰骨

「椎間板ヘルニア」この言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、初めて聞くという人もいると思いますので、まずは椎間板のしくみについて説明します。

椎間板を知るには、まず首の後ろを触ってみてください。首の付け根から背中にかけての硬い骨があることを意識できたでしょうか。私達がよく背骨と呼んでいる骨のことです。この骨は24個で形成されていて、積み木のようにつまれた骨と骨の間には全て椎間板が入っています。

椎間板は柔軟性のある軟骨のことで、身体を動かしても硬い骨と骨がこすり合わないように、また私達が身体を左右前後に動かしたり、斜めにねじったりする動作がスムーズにできるように助ける役割があります。椎間板は柔らかいので、身体を動かすたびに変形しますが身体を真っ直ぐに戻せば元の形に戻るしくみです。

「ヘルニア」は飛び出すという意味で、椎間板ヘルニアは「椎間板とび出す」という直訳になります。椎間板がなんらかの原因によって飛び出してしまい背骨(脊椎)近くにあるたくさんの神経(脊髄中枢神経や末梢神経)を押して刺激を与える症状が椎間板ヘルニアと呼ばれる状態です。

椎間板ヘルニアの原因

腰に良い姿勢

  • 激しい運動
  • 腰に負荷をかける作業を長期間続ける
  • 加齢により椎間板がつぶれやすくなる
  • 姿勢が悪い
  • 喫煙によって血流が悪くなる
椎間板ヘルニアはいろいろな原因によって引き起こされます、原因が一つだけではなく多くの要素が重なってしまう場合もありますので、気を付けていても症状が出ることもあります。

椎間板ヘルニアは10代でも発症する

女医と患者

私自身が椎間板ヘルニアを発症したのが14歳の時です。バレーボールの部活中にジャンプをして足が地面についた瞬間に強い痛みがはしり、起き上がれなくなりました。皆には「ぎっくり腰だろう」とからかわれましたが、そのまま病院に連れ行ってもらい「腰椎椎間板ヘルニア」と診断されました。

24個の骨で形成された背骨は首の部分の骨7つを「頚椎」肩から腰にかけての12この骨を「胸椎」腰からお尻上部までの5つの骨を「腰椎」と言います。そのため腰の痛みを訴えて病院に行くと腰椎で発生したヘルニアがほとんどなので「腰椎椎間板ヘルニア」と診断されます。

腰が痛くなるのは中高年からというイメージを持っている人は多いと思います。私も自分の身に降りかかるまではそうでした、椎間板ヘルニアは10代から40代の人に多くみられ、若い世代の腰痛の代表格と言われています。

椎間板ヘルニアの症状とは

腰が痛い女性

「腰は痛むけど検査した結果大したことがなければ病院に行く時間もお金も勿体ないんじゃないの」と想像して病院に行くのは腰が重い人も多いと思いますので、椎間板ヘルニアかもと思われる症状をチェックしてから病院へ行くか検討してみましょう。

■腰椎椎間板ヘルニアの特徴

  • 前かがみの姿勢になると腰に痛みを強く感じる
  • イスに座っている時も腰に痛みを感じる
  • 腰の痛みとともにお尻、太もも、ふくらはぎなどに痺れも感じる
  • 脚に力がはいらない
  • 強い腰痛を感じてから2ヵ月以上過ぎても痛みが完全に治らない
椎間板ヘルニアは神経を刺激しますので、お尻から脚にかけて痺れを感じる症状が特徴と言われていますが、私自身は病院に行く前まで脚の痺れを意識したことはほとんどありませんでした。

症状には個人差もあるので、痺れがないからと自己判断するのはお進めしません。10代、20代くらいだと腰が痛くても「疲れかな」くらいの軽い気持ちで捉えますが、強い痛みが続くなら椎間板ヘルニアという病気も疑ってみましょう。

椎間板ヘルニアと診断された後の治療

椎間板ヘルニア

  • 薬物療法…炎症や神経の痛みを抑える薬を服用します。
  • 装具療法…病院でオーダーメイドのコルセットを作り装着します。私の時は(20年前)1万円弱くらいでした。
  • 神経ブロック…痛む箇所に直接痛み止めの注射をうちます。
  • 運動療法…痛みが落ち着いてきたら、軽い運動で腹筋と背筋に筋肉をつけるように促されます。
  • 物理療法…ホットパック、超音波などで患部を温めて、固まった筋肉をほぐしていきます。
椎間板ヘルニアと診断されてもまずは、安静と痛み止めの薬(炎症性・神経性)、シップなどで様子をみる保存療法と呼ばれる治療が一般的です。数ヶ月安静にしていれば飛び出した椎間板が自然と元の場所に吸収される可能性があるからです。特に10代20代は筋肉が十分に付けば筋肉の力で飛び出た軟骨を押し戻してしまうこともよくあります。

安静にして痛みがなくなると、腰回りの筋肉をほぐしたり、背筋や腹筋を鍛える運動療法と呼ばれる次の段階に移ります。

手術は最終的な手段で3か月以上経っても症状が改善されなかったり、排尿時に支障がでる、痺れて足に力が入らないなど症状が重い場合に検討されます。最近は内視鏡の手術が増えてきていて、手術の翌日から歩けるという身体への負担が少ないものになっています。

まとめ

腰椎椎間板ヘルニアという病名だけを聞くとすごく大変な病気のように思えるかもしれませんが、15~30日くらい安静にしていれば多くの場合は痛みが収まって通常の生活に戻ることができます。

例え椎間板が飛び出て元に戻らなくても、神経を刺激している飛び出た軟骨(椎間板)部分だけを切除すれば、痛みも収まって日常生活をおくることが出来るので必要以上に怖がることはありません。

辛い腰の痛みにただ耐えて我慢し続けることは、腰痛の改善策としてベストな方法ではありませんので、今回紹介した椎間板ヘルニアの症状にあてはまるものがあれば、病院で検査してもうらうことをぜひ検討してみてください。

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