腰痛分離症の中年ライダーが900ccのバイクでツーリングをしたら大変なことに
僕は46歳の男性で会社員をしています。高校生の頃からバイクが好きで、中年になっても頑張って乗り続けていました。
そんな僕が、腰痛持ちになってしまったのです。正式な病名は『腰椎分離症』とのこと。腰が痛くなると座っていてもジンジンするし、歩くこともままならないくらいです。
だから普段は整形外科で処方してもらったリードケミカル社のロキソニンパップを貼って、かつ中山式産業のボディフレーム腰用ハードというコルセットを愛用しています。
このコルセットは、腰に巻いていると腰痛がかなり和らぐのでおススメです。
腰痛が辛くても900ccバイクを乗り続けた
とはいえ、腰痛でままならないのがバイクという趣味。僕は900ccという大型バイクに乗っています。このバイクはとても車重が重く、信号が赤になって停車をする際に左足を地面に付くんですが、その衝撃がモロに腰に伝わってきます。これがかなり痛いんです。
だから、普段はバイクに乗って出かけるのも、片道1時間程度が精いっぱいです。でも、その日は身体の調子が良かったのでちょっと遠出をしてしまいました。
向かった先は箱根。天気も良く、体の調子も良かったので箱根の道を気持ちよく走っていました。けれどもお昼を過ぎた頃から腰の様子は一変します。
ジンジンと腰が痛みだしました。僕はロキソニンパップを新しい物に張り替えて、少し道端で休んでいましたが、いっこうに腰痛は収まりません。ただ、道端にずっといる訳には行かないので、意を決してバイクにまたがり走り出そうとしたのです。
その瞬間、腰に激痛が走り始めました。あわてて、バイクから降りたのです。腰の激痛のおかげで動くこともできませんでした。
だけど、大切な愛車を倒してはいけないので、腰の激痛に耐えながらも変な恰好をしながら必死でバイクを支えていました。傍から見るとあの人、何やってんだろう?という感じですが、当の本人は大まじめです。
脂汗を額から出しながら腰痛に耐え、バイクを支えるという修羅場。もはや、ツーリングを続行することは不可能です。
あまりにも腰痛がひどくてツーリング中断せざるを得なかった
僕は不本意ながらも900ccのバイクを道端に置き、路線バスと電車を乗り継ぎ自宅まで帰ってきました。バイクに乗る人なら分かると思いますが、バイク用ウェアでバスとか電車に乗るのってとても恥ずかしいんですよね…。
周りの人からなんだか変な目で見られている感じがします。自宅に帰ってから、バイク屋さんに連絡し箱根まで我が愛車を取りに行ってもらいました。
そんなことがあって、僕は愛車の900ccのバイクにはしばらく乗ることが出来ません。けれども根っからのバイク好きです。900ccのかわりに奥さんの250ccのバイクに乗って、健気にもバイクライフを楽しんでいます。
900ccのバイクは車重が約260キロ。一方で250ccのバイクは約150キロと100キロも軽いので、とても腰痛持ちには優しいバイクです。
大型二輪免許を持ちながらも250ccのバイクライフに甘んじなければならない、腰痛持ちの中年ライダー。これからも楽しいバイクライフを腰痛を一緒に楽しもうと思っています。