病院でも治らなかった腰痛が簡単なストレッチで解消
腰痛を自覚したのは10年ほど前でした。当時は20代前半の働き盛り。男ばかりの自転車屋さんという職場の中で、一番下っ端の私は、なにかと雑用を任されることが多かったのです。
私の仕事は、自転車をきれいに並べたり掃除したり、上司の指示に従って売り場を作るなどです。ある日、自転車を持ち上げて移動させていると、腰に鋭い痛みが走りました。
ぎっくり腰というほど痛くはなかったのですが、しばらくその場で動けなくなって、その場でうずくまってしまうほどです。不安定な姿勢で自転車を持ち上げることが多かったので、それからはときどき腰を痛めるようになってしまい、だいたい半年に一度、一週間くらいの間、大きな痛みに襲われていました。
それでも一番若手社員だった私は、自転車を持ち上げる作業を断ることもできずに、腰痛がクセになってしまったんです。。
痛みが我慢できずに病院で治療を受けることに
痛みを感じてからは、できるだけ腰に負担をかけないように気をつけてはいたのですが、それでも痛みはどんどん増してきます。また、痛みを感じる期間も長くなってきて、明らかに症状が悪化していたので、病院で診てもらうことにしました。
私と同じような腰痛の悩みで来院される方がとても多いらしいのですが、その多くは原因がよくわからないそうです。病院では「おそらくは背骨の形がまっすぐに近いために、腰痛が起こりやすいのでしょう」と言われました。
しかしこれくらいで腰痛が起こらない人もたくさんいるので、手術などをするほどでもないとのこと。また、手術をした方がなにかとリスクがあるのは危険だそうです。
それならば、今の痛みと上手に付き合っていくしかありません。病院では貼り薬をもらって、けん引する機械をつかってもらったのですが、私には特別効果は見られませんでした。
それから10年近く腰痛と付き合っていたのですが、何年たっても痛いのは辛いです。そこで、色々とストレッチを試してみることにしました。
腰を曲げたり伸ばしたり、子供の頃にやっていたラジオ体操のような、器具を使うことなく、誰でも簡単にできるやつをやってみました。
ストレッチのおかげで徐々に腰痛の症状は緩和
最初は「たまにやるストレッチは気持ちいいな」くらいだったんですが、何日も何か月も継続していくうちに、明らかに身体が軟らかくなっていったんです。
関節の動きも良くなって、運動もしやすくなっていきました。ということは、大人になってからそういう運藤をしなくなっていったせいで、身体が固くなっていたんでしょうね。ストレッチや体操の意味を痛感しました。
そして、その頃から、腰の痛みがやわらいでいったんです。同じ姿勢が続いたりすると、少し腰が重く感じることはありますが、以前のような強烈な痛みは、もう二年ほど感じていません。
こんなに快適になるなら、もっと早くやっておけば良かったです。もちろん、腰を曲げ伸ばしするストレッチは、今後も続けていくつもりです。