首こりと肩こりの解消におすすめのテニスボールマッサージ
「マッサージに行く時間は取れないから、自宅で簡単に首や肩のこりを解消したい!」という人におすすめなのは、量販店や100円ショップで手軽に購入できるテニスボールを使ったこりの解消法です。
テレビでもやり方が取り上げられていますので、すでに実践している人もいると思いますが、これから実践する人のために基本的なポイントと応用編について紹介したいと思います。テニスボールの使い方次第では全身のこりをほぐしたり、便秘解消や代謝促進などの効果も期待できますので必見ですよ。
テニスボールを活用したマッサージのポイントとメリット
■マッサージ前の準備
- テニスボールを2個用意します
- ボールがすべらないように、ストッキング、靴下、タオルのいずれかを用意します。
- 痛みを強く感じる場合もありますので、枕も準備して強さの調整ができるようにします。
刺激する時のポイントは「痛い、けど気持ち良い」くらいの力加減で行うことです。強い痛みを我慢し続けて行うのは、もみ返しやケガの原因になりますので無理をせずに行うようにしてください。筋肉は温めておくとほぐれやすくなりますのでお風呂上がりがベストなタイミングです。
テニスボールを利用するメリット
- 低価格で手軽にスタートできる
- ピンポイントの場所を満足するまでほぐせる
- ちょうど良い強さを自分で調整できる
- 首や肩だけでなく身体の広範囲に刺激を与えられる
- 何処にでも持ち運べて、いろいろなな場所で使用できる
首こりに効くテニスボールの使い方
首のこりをほぐすにはテニスボール2つをピタッとつけて使用します。テープなどで固定しておくとボールがずれないので使いやすくなります。ちなみに私はお弁当箱を固定する太めのゴムで代用してみましたが、ボールの表面のチクチクした感じが首に触れるのが嫌だったので、タオルに包み直しました。
テニスボールを首と後頭部の境目くらいにくるように寝っころがります。痛みは強くないでしょうか?激痛や腕にしびれを感じる場合には病気の可能性がありますのでこの時点やめるようにしましょう。
思っていたよりボールの隙間が広い場合には、数を1個に変えて左右交互に行うようにしてください。反対に狭く感じるようであれば、靴下やタオルなどに包んでボールとボールの幅を広げましょう。
首をのせて「痛、気持ち良い」と感じられたら、首を伸ばすように自分の頭を下にずらしながら何度か動かしてみましょう。こりの原因は筋肉が縮んで硬くなり、筋膜にシワができることなので、シワを伸ばしていることをイメージしながら行うことが大切です。
【参考】肩こりの原因は筋膜って本当?筋膜のシワを伸ばす方法を解説
肩こりに効くテニスボールの使い方
首の筋肉をほぐしていくと、自然と肩や背中(肩甲骨付近)もテニスボールでグリグリしたくなる衝動が出てくるはずです。例えそんな衝動にかられなくても、首こりは肩こりへと繋がっていきますので、そのまま肩や背中も一緒にほぐしていくのがおすすめです。
肩から背中にかけてをほぐす時には肩甲骨をなぞるようにテニスボールを移動させていくと気持ち良い部分を刺激することができます。丁度良いポイントは人によって違いますので、身体をずらしながら細かく探してみましょう。
肩甲骨にボールをが当たるようにしたら、腕を動かすことによって更に深い奥の筋肉にも刺激を与えることができるので、腕もゆっくり動かしながらほぐしていきます。何分行えば良いなど明確な時間はありませんので、軽くなってきた感覚を目安に場所を動かしてみてください。
反対に力が強過ぎると感じる人は壁を利用するか、頭の下に枕を置いて高さを作ると強さを軽減することができます。
ダイエットにも効果ありの応用編
- 首からお尻まで広範囲を刺激して代謝を上げる
- うつ伏せになってお腹を刺激する
- イスに座って足裏を刺激する
普段は刺激しない部分の筋肉やリンパに影響を与えるので、続けていくと代謝の良い身体に改善されダイエット効果もあります。またイスに座ってテレビを見ている時には、ボールで足の裏を刺激することもでき、足のだるさが解消されます。
代謝が良くなるので健康にも良いのは言うまでもありませんが、更に嬉しいのはうつ伏せになってお腹を刺激すると腸が活発に働き便秘解消にも役立ちます。うつ伏せになって行う時は胃の部分から少しずつ刺激していき、腸の形を意識するようにボールを動かすと効果的です。
まとめ
首や肩こりには寝転がった姿勢でマッサージするのが基本ですが、壁やイスを利用すれば身体の色々な部分のマッサージも可能でなので、テニスボールの使い方次第で広範囲に対応することができます。テニスボールの効果が想像以上に万能なことに驚いた人も多いのではないでしょうか?
市販のマッサージ機や誰かにマッサージしてもらう時には「あと1ミリくらいずれて欲しい」とか「強さのがもう少し欲しい」などもどかしい時がありますよね。テニスボールを一度使ってしまうと、ついついはまってしまう人が多いのは、そんなもどかしさを解消できるからだと思います。
これからテニスボールで実践してみたいと思う人は、今回紹介したポイントに気を付けてチャレンジされてください。